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2024.02.22

Monthly Feature

情報発信の主役は動画に!動画活用のメリットを考える。

メインビジュアル

 通信環境の高速化や情報端末デバイスの高性能化、動画視聴プラットフォームの充実や多様化などにより、動画が、かつての文字と映像による情報発信やマーケティングの主役にとって変わろうとしています。動画を活用することによるメリットや押さえておくべきポイントなどを整理してみます。

Contents

動画活用のメリット

動画の優れた点を、かつての主役であった印刷物との比較も交えながら整理してみたいと思います。

圧倒的な情報伝達量の多さ


まず、真っ先に挙げる動画活用のメリットは、発信できる情報量の多さにあります。音声や映像を組み合わせることによって、画像とテキストの数千倍の情報量が発信できるという説もあり、短時間で大量の情報を伝達することができるという点が最も優れている点といえそうです。

表現方法が多彩


様々な紙媒体や文字中心のメディアと比較して、動画で表現できる世界観は多彩です。アニメーション、3DCGなど、現実では見ることができない世界を表現することも可能ですし、ナレーションやBGM、臨場感のある現場音などを組み合わせることによって、印象度を高めることが可能です。

伝達コストのパフォーマンスが高い


例えば、チラシをパンフレットを制作した場合、当然のことながら配布コストが発生します。わかりやすく、折込チラシを例に引くと、東京都23区に、B4サイズのチラシを折り込む場合のコストは、1枚あたりおおよそ3円30銭(2024年2月現在)なので10万部を折り込めば、1回で約33万円のコストがかかる計算です。動画の場合、自社のサイトやSNSなどをうまく活用することによって、そういった伝達コストを軽減することができ、こういった運用の工夫も、動画制作をセットで考えてみるべきでしょう。

高い拡散力


WEBサイトやSNS、各種の動画配信プラットフォームなど、動画は様々なメディアで視聴されており、優れた情報は、即時的にユーザー間に拡散・共有されるということも、大きなポイントであるといえそうです。YouTubeのアクティブユーザーは、全世界で25億人以上、日本国内においては7,000万人以上と発表されており、SNSの代表格であるInstagramのそれは、14億人以上、3,000万人以上と、実に多くの人がこれらのメディアに日常的に接していることになり、その影響力の大きさは絶大です。

様々な場面で活用される動画

動画活用のメリットをご理解いただけたところで、具体的にどのようなシーンで動画の効果が期待できるのかを見てみます。

地域プロモーション・観光PR


動画の活用効果が最も期待できる分野の一つが、その地域の知名度や好感度を高めるためのプロモーション活動や観光PRです。画像とテキストによる従来型の情報発信に比べると、その臨場感は比較になりません。実際に、多くの地域が様々な表現方法で動画を活用しており、成果を上げています。

社会課題に対する啓発


地域振興、移住定住促進、環境負荷軽減、投票率などなど、社会における様々な課題の解決に向けた取り組みを、多くの人にわかりやすく伝えていく、という点においても、動画の表現力や拡散力の高さを活かすことができます。

商品・サービス紹介


様々な商品やサービスを導入・購入することによって得ることができるメリットを動画化することで、わかりやすく、説得力をもって発信することが可能です。また、様々な製品の取扱説明書を動画化することで、ユーザーの利便性向上につながります。

企業・団体紹介


事業内容、パーパス・ミッション・バリュー・ビジョン、トップのメッセージ、などを発信することによって、認知拡大・理解促進・共感醸成やブランディングへの貢献が期待できます。

採用・募集活動


企業や団体の働き手の募集や、学校等の生徒募集活動においても、動画を導入するメリットは大きく、求職者が求める「会社を知る・仕事を知る・人を知る」といった内容や、カリキュラムやプログラムを適切に発信することで、理解や関心を深め、優秀な人材の確保に結びつけることが期待できます。

テレビCM・インターネット広告


動画の活用で最もオーソドックスな手段の一つがテレビCM。インターネット広告が拡大を続けていますが、テレビCMは依然として大きな影響力を持つメディアです。そして日常のタッチポイントがテレビを上回るインターネット上の広告においても、現在では動画が主役となっています。

埼玉県の地域プロモーション動画(エイエイピー制作事例)

人気YouTubeチャンネルとのコラボによる地域PR


埼玉県産業労働部観光課様が、NHK大河ドラマの放送を機に、ドラマに登場した武将、畠山重忠と比企一族ゆかりの地を紹介したPR動画の制作をお手伝いさせていただいた事例です。歴史系YouTubeチャンネル「戦国BANASHI」とコラボレーションし、人気ユーチューバーの「ミスター武士道」さんが、埼玉県深谷市近辺のゆかりの地を訪れ、関係者の方の貴重なインタビューなどを交えてゆかりの地を紹介する内容で、それまではあまり知られていなかった人物がフィーチャーされた内容にもかかわらず、公開直後から好調な再生回数を記録しました。

YouTubeチャンネル「戦国BANASHI」
【彩の国の鎌倉をめぐる】畠山重忠・比企一族ゆかりの地、埼玉へ!

社会課題解決型の動画(エイエイピー制作事例)

富士山の混雑緩和のためのメッセージ動画


登山愛好家だけでなく、国内外のツーリストから非常に人気がある富士山。2023年夏期の開山中の登山者数は、約22万1千人と発表されており、2か月程のわずかな期間の中で、多くの方が押し寄せたことがわかります。特に週末やお盆の時期は、ご来光を求めて早朝の時間帯を中心に山頂付近での登山道の混雑が発生し、危険な状態になることも珍しくありません。そこで、富士山世界文化遺産協議会様が分散登山を呼びかける動画の制作をお手伝いした事例です。動画は2パターンで制作し、サイト上で公開するとともに、視聴反応を解析しながら広告配信も実施しました。

YouTubeチャンネル「世界遺産 富士山とことんガイド」
混みそうな日がわかるんだ!混雑を避けた富士登山を
日中の約2倍の時間が掛かることも!?混雑を避けた富士登山を

大手家電メーカーの製品紹介動画(エイエイピーの制作事例)

家電メーカーのヘアアイロンのPR動画


家電メーカーTESCOM様が、ヘアサロン専用として開発された製品のノウハウを活かした一般向けの商材ブランドである「Nobby by TESCOM」は、洗練されたデザインはそのままに、プロの技がご自宅でリアルに再現できる機能を搭載した人気製品。
サロンで使われている最上位モデルをベースに開発した、ヘアアイロンとヘアドライヤーがラインナップされており、今回は、そのヘアアイロンを使って、ストレートヘアの上手なつくり方を紹介している動画の制作をお手伝いしました。最初のブラッシングから、ヘアアイロンをかけていく順番、仕上げまでを3ステップで分かりやすく紹介し、製品の使いやすさや、クオリティを臨場感たっぷりに表現しています。

YouTubeチャンネル
Nobby by TESCOM NIS500A ストレートヘアーのつくり方

企業・会社紹介動画(エイエイピー制作事例)

地域のインフラを支える企業の紹介動画


静岡県三島市に本社を構える静岡コンサルタント様は、道路や上下水道などのインフラや堤防、砂防ダム、公園などの設計や維持管理といった、地域社会に欠くことができない重要な役割を担う、地元に根付いた老舗企業です。今回は、事業の多様性や高度なノウハウを親しみをもってアピールするための動画制作のお手伝いをさせていただきました。

静岡コンサルタント 企業紹介動画

レジャー関連企業のリクルート動画(エイエイピー制作事例)

地域の雇用を支えるレジャー関連企業の採用促進


日和山観光株式会社様は、兵庫県豊岡市に拠点を構えるレジャー関連企業で、ホテル(HOTEL金波楼)、水族館(城崎マリンワールド)、ゴルフ場(城崎カンツリークラブ)、飲食店経営・飲食物製造など、幅広くレジャー関連事業を展開されており、多くの社員を擁する優良企業です。その多岐にわたる事業のスタッフ採用活動を活性化させるための動画制作をお手伝いさせていただきました。動画は、任意で視聴したいコンテンツを選択することができる「インタラクティブ動画」を採用。現社員のインタビューを交えながら、業務の魅力などを発信しています。

日和山観光株式会社 採用情報サイト

企業のブランディング用動画・テレビCM(エイエイピー制作事例)

地域に密着したセレモニーサービス会社のブランディング


新潟県新潟市に本社を構える株式会社アークベル様は、冠婚葬祭に関する事業を幅広く手掛けるエリア最大手の企業です。新潟県・山形県内に多数のセレモニーホールを展開されており、家族葬から団体・企業葬まで様々な葬儀のスタイルに対応されています。今回制作のお手伝いをしたブランディング動画には、新潟県出身の俳優であり「aino」名義でシンガーとしても活躍する栗林藍希(くりばやし あいの)さんを起用し、その清らかな歌声に乗せて「想いを結ぶ。」というアークベルのセレモニーのメッセージを発信しています。

アークベルのセレモニー