2023.01.25
【新潟支店】看板商品創出事業補助金活用 放置竹林を活用した地域活性化事例
地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業
新潟県田上町は、新潟市の南西に位置する、豊かな自然環境に恵まれた、人口12,000人程のまちです。良質な米をはじめ、桃、梅、竹の子などの名産品がありますが、中でも竹の子は、新潟県有数の産地として知られており、町内のあちこちに竹林を見ることができます。
今回は、そんな田上町の名物ともいえる竹林にスポットライトを当てた、地域活性化事業のお手伝いをした事例をご紹介します。
田上町にはおよそ17haの竹林があるといわれていますが、近年では人手不足もあり、充分な手入れが行き届かない竹林も増えてきました。そこで、道の駅たがみ協同組合と田上町商工会青年部が中心となり、竹林の整備や廃棄される竹の活用を計画。観光庁の「看板商品創出事業補助金」を活用し、「たがみバンブーブー2022」という事業を立ち上げました。
放置竹林や未整備竹林、廃棄される竹を活用した竹あかりによる空間演出を町内各所に設置したほか、国内はもとより諸外国でも活動している竹あかりの総合プロデユース集団”ちかけんプロダクツ”のプロデュースによるバンブーアートの制作、幻想的な竹あかりの中で田上の特産品を使ったスペシャルメニューを楽しむ「バンブーダイニング」など、様々なイベントを実施しました。
竹あかりの制作には、多くの町民の皆さんにご参加いただくことで、シビックプライドの醸成につながったほか、周辺の宿泊施設にとっても、新たな付加価値創出による高単価化への気づきにもなりました。
10月1日から30日までの1ヶ月間で、町の人口の2倍程にもなる約24,000人の来場者があり、盛況のうちに幕を閉じることができました。
道の駅たがみのホームページにイベントの詳細が掲載されています。
こちらをご覧ください。